風が吹き抜けて、嵐過ぎた後、必ずきっといつも通りに空が晴れるように。

私はこの地震で何も失っていない部外者です。
そして、この地震に対して何もできない無力な素人です。
ただの「被災していない人」です。
被災していない人間に被災者の気持ちが分かるわけがないのです。
分かるわけがない相手に分かったようなことを言われたりされたりすることこそが、
相手に「被災者の気持ちなんて結局誰もわからない」を痛感させます。
とにかく、自分にできることなど何もないことを受け容れることが必要です。
「何かしよう」という気持ちが、本当に自己満足ではないのか、よくよく考えるべきです。

なにより、いまできることは、募金を「すること」です。
(独自に街頭に立ってよびかけることではなく・詐欺が横行します)
呼びかけるとすれば、身元のしっかりしたところへの募金を呼びかけるべきです。
それくらいしかないのです。
でも、いまはそれがいちばんありがたいのです。
私たちは復興に必要な技術を持っていません。
私たちは復興に必要な訓練を受けていません。
でも、それぞれの財布から出る色のついていないお金は、
絶対に復興の邪魔になりません。

>http://xdl.jp/diary/#20110313
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今、私の毎日は11日以前までとなんら変わりのない毎日です。同じ日本で、夜も眠れず毎日不安に過ごしている方が大勢いらっしゃるというのに、です。やるせないです。なにも出来ないけれど、分かっているけれど、情けなくて、申し訳なくて、不甲斐ない。何もしない方がいい事は分かってるけれど(大人の千羽鶴は微力ながら参加させていただきました)。
私は完全なる部外者です。なんの被害にもあってない。東北に知り合いもいない。計画停電も関係ない。多額の寄付金を出すことなんて出来ない。救出活動を手伝うことなんて出来ない。何も出来ない、ただの部外者です。普通の日々を送り続けることが、毎日仕事をして買い物して、それで経済を少しでも回すことが大切だと色々なところで目にしたけれど、被災に合われた方々の事を思うと、申し訳なくなります。普通の毎日を過ごすことが、どれほど素晴らしい事なのか。どれだけの奇跡の上で成り立っている事なのか。思うと少し、泣きそうになります。けれど私は、泣いていい立場ではないのです。


何も出来なくてごめんなさい。普通の日々を送っていてごめんなさい。被災に遭われた方々が、1日でも早く、安心して日々を過ごせるようになりますように。祈ってます。