いつだって探していた。自分らしくいられる、そんな場所を。


やっと気付いたんですけど、これまでのプラン作品は、DVDになることが先に決まっているから、失敗も見ていられない作品も、映像として世界に残ってしまっていて、それがまるできゅーさんが、少なくともあたしには、失敗に気付いていないように見えていたんだ。でも本当は銀行ノススメよりも仇男はちゃんと演出としての進歩はあったし、それはずきの演出と比べたら微々たるものなのかもしれないけれど、それでもちゃんと失敗から反省して次に生かしてはいたんですよね。どうしてそんな簡単なことに、今まで思い当らなかったんだろう。




久方振りの彼の作品。

振り返れば、丸々一本書く公演は、

【仇男】以来、凡そ2年振り、とのコト。

http://kyuuma.laff.jp/blog/2009/12/post-cba6.html





ちょうど今日クソつまらない会議の最中に、鈴木おさむ氏がきゅーさんにくれる物見せてくれる物、そして何故今人の脚本なのか、そこからきゅーさんが吸収する物、について考えていたんです。なんてことはないいつもの妄想です。過程の中でさえ結論は出せず、なんだかモヤモヤしたまま会議は終了してしまったのですが、もういい年齢のきゅーさんが『いつか売れる』ことを、もしかしたらあたしは、そんな日は来ないとちゃんと分かっていながら、それでもきゅーさんより望んでいるのかもしれないなぁと帰り道にふと思いました。
本当に何故、今、なんだろうか。別に今までだって頑なに人の作品に出なかったわけじゃないけど、それでもそんな、テレビの中で活躍する、売れっ子作家の作品なんて、あまりにもこれまでと次元が違いすぎるような。というかここしばらくのきゅーさんの活動の範囲に、戸惑いを隠しきれないです。かなりの置いてけぼりを喰らってますよワタクシ。だがしかし、きゅーさん本人も書いている通り、この2年間色々あったんですよね。あたしたちが色々な事を考えさせられたように、きゅーさんだって色んな事を考え悩んだんだろう。全て踏まえての「今」なのか、それとも「これからもっと」のための「今」なのか。答えはきっと、何年も何年も経たないと分からないんだろうけれど。

しかし2年ぶりって。そんなに経ってたなんて気付かなかった。この2年間、色んな方からたくさんの物を吸収するチャンスはたくさんありましたね。勿論これまで同様に、裏切られるのが怖いので期待はしないし、肩すかしを喰らう覚悟もきちんと忘れず持っています。こんなこと言わせてるのはきゅーさん自身ですよ。ねぇ、そろそろあたしたちに、見せたい物はないの?ずきの存在のない、きゅーま作品。もうあれだ、この際だからさ、辞めるんじゃなかったなぁってずきに思わせるくらいの物、見せてよ。




余談ですが、10年以上1つの物を続けたことのないリーダーさん。タイムリミットはあと、1年ですね。ここ乗り越えないと、失う恐怖から逃れることは出来なそうだなぁ。





しかし毎度毎度きゅーま記事は書きあげるのに時間が掛かるなぁ。しかも終わった後に、やっぱ違うかなとかそんな事ばっか考えちゃうし。